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疲労が与える睡眠への影響〜疲れすぎると眠れない?〜
疲れているのに眠れない、そんな経験をしたことはありませんか。
疲労と睡眠は密接に関係しており、疲労がたまると睡眠の質に大きな影響を与えます。
ここでは疲労が与える睡眠への影響について、わかりやすく解説します。
疲労と睡眠の関係
睡眠は心身の疲労回復に不可欠であり、特に脳の疲労は睡眠中にしか回復できません。
ひとは活動して疲労がたまると、脳内に睡眠を促す物質であるメラトニンが蓄積し、自然と眠くなる仕組みがあります。
適度な運動や活動による疲労は、血行や代謝を促進し、睡眠の向上など多くの健康効果が期待できます。
疲れすぎが与える睡眠への影響
ほど良い疲労が睡眠の質を上げるのに対し、過度な疲労や慢性的な疲労は睡眠を妨げるとされています。
過度な疲労が睡眠を妨げる主な理由は以下の通りです。
- ストレス
- 自律神経の乱れ
ストレス
強い疲労はストレスとなり、交感神経を活性化させ寝つきの悪さや中途覚醒、浅い眠りを引き起こします。
また、ストレスがかかるとメラトニンの材料となるセロトニンの分泌が低下し、夜にメラトニンが作られなくなり眠りにくくなります。
自律神経の乱れ
疲労が蓄積すると、自律神経に過剰な負担がかかり、睡眠の質が低下します。
特に深いノンレム睡眠が十分に取れなくなり、脳が十分に休まらないため、疲労が回復しにくくなります。
疲労と不眠の悪循環
疲労が続くと、寝ても疲れが取れず睡眠の質が低下します。
眠れない状態が続くと、日中の意欲や行動力の低下につながり、さらに不眠を引き起こす可能性があります。
疲労と不眠の悪循環を断ち切るためには早めの対応が欠かせません。
疲労回復の生活習慣おすすめ3選
疲労の蓄積を防ぎ効率よく回復を促すことができる生活習慣を3つ紹介します。
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 入浴のリラックス
バランスの良い食事
疲労回復が期待される栄養成分であるイミダペプチド(鶏胸肉、カツオなど)やクエン酸(レモンなど)、またEPAとDHA(サバなど)がおすすめです。
特にイミダペプチドは疲労回復には最も効果的とされ、自律神経を整える役割もあります。
適度な運動
軽い有酸素運動は血行を促進し、疲労物質の排出を助けます。
運動は一時的に交感神経を活性化させてしまうため、就寝1時間以上前に済ませましょう。
入浴のリラックス
38度〜40度のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスし睡眠の質が向上します。
まとめ
今回は疲労が与える睡眠への影響を解説しました。
普段からストレス軽減や生活習慣の見直しに努めるのはもちろん、根本的アプローチとして自律神経を整えるためには整体も有効です。
自律神経のバランスを保ち、日々の適度な疲労による快眠を手に入れましょう。
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